来年の最低賃金、ジャカルタは3.27%引き上げ(20年11月2日)
ジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン知事は10月31日、2021年の州内の月額最低賃金を3.27%引き上げると発表した。441万6186ルピア(約3万1500円)となる。ただし、新型コロナウイルスの影響を受けた企業は、当局への申請により現状を維持できるとしている。同日付各紙が伝えた。労働省は失業者の増加を避けるために最低賃金を据え置くよう各州に求めていた。ただ、同知事は、新型コロナ禍でも成長している業種があると指摘。そうした業種には、労働者の購買力維持と州内の経済成長に寄与してもらいたいと述べた。
中部ジャワ州も来年の最低賃金を引き上げる。一方、工場が集積する西ジャワ州は据え置きを決めた。
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