消費者信頼感、3カ月連続で楽観的な見方続く(21年7月12日)
インドネシア中央銀行が9日発表した2021年6月の消費者信頼感指数は、前月比2.9ポイント上昇の107.4となり、楽観と悲観の分岐点である100を3カ月連続で上回った。前月比での上昇は5カ月連続。現在の経済状況と先行きに対する見方がともに改善した。現在の経済状況に関する指数は前月を3.5ポイント上回る90.3となり、5カ月連続で上昇。項目別では、◆過去半年と比べた現在の雇用情勢に関する指数=3.0ポイント上昇の80.4◆現在の収入に関する指数=4.1ポイント上昇の99.5◆現在の耐久財の購入意欲に関する指数=3.4ポイント上昇の91.0――と、いずれも5カ月連続で前月を上回った。
一方、経済の先行きに関する指数は2.4ポイント上昇の124.4。2カ月ぶりに前月を上回った。項目別では、◆向こう半年の雇用情勢に関する指数=0.9ポイント上昇の121.2◆向こう半年の収入に関する指数=4.2ポイント上昇の129.2◆向こう半年の事業活動に関する指数=1.9ポイント上昇の122.8――だった。
中銀は00年6月から消費者信頼感指数を集計。19年5月に最高の128.2を記録したが、その後低下した。新型コロナウイルス流行の影響で20年4月〜21年3月は100を下回って推移していた。
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