21年の投資実行額9%増、FDIもプラスに(22年1月30日)
投資省(BKPM)の27日発表によると、2021年の投資実行額は前年比9.0%増の901兆ルピア(約7兆2400億円)だった。伸び率は前年の2.1%から加速し、過去最高額を更新。政府目標の900兆ルピアも上回った。前年に新型コロナウイルス流行の影響で落ち込んだ外国直接投資(FDI)がプラス成長に転じた。投資額のうちFDIは10.0%増の454兆ルピア、国内直接投資(DDI)は8.1%増の447兆ルピアに拡大。共に過去最高を更新した。FDIは目標を3.4%下回ったものの、DDIが目標を3.9%上回り、全体目標を達成した。
国別の米ドル建てFDIは、シンガポールが94億米ドルで最大。以下は◆香港=46億米ドル◆中国=32億米ドル◆米国=25億米ドル◆日本=23億米ドル――の順だった。日本からのFDIは1割ほど減少。国別の投資額で20年に4位だったが、米国に抜かれてランクを下げた。
第4四半期の投資実行額は前年同期比12.5%増の241兆6000億ルピア。FDIが10.1%増の122兆3000億ルピア、DDIが15.2%増の119兆3000億ルピアだった。
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