2040年までに化石燃料車の販売終了、開発計画省が提案(22年6月6日)
国家開発計画省(バペナス)は、化石燃料を使用するエンジン車の販売を2040年までに終了することを政府に提案している。ジャカルタグローブが4日付で伝えた。政府は、温暖化ガス排出量を実質的にゼロとする「カーボンニュートラル」を60年までに実現する目標を掲げる。これをベースにすると、バペナスの試算では、55年までに公共車両と自家用車ともに90%以上を電気自動車(EV)とし、その他は水素エンジン車とする必要があるとの結果が出た。逆算すると、ガソリンと軽油を燃料とするエンジン車の販売を40年までに終了する必要があるとしている。
一方でバペナスは、国内輸送部門の化石燃料消費量が30年までに年9600万キロリットルとなり、現在の7700万キロリットルから約25%増加すると試算。国産では需要を満たせず、輸入を拡大する必要があり、経常収支や貿易収支を悪化させるとしている。
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