財閥シナールマス、新首都ヌサンタラで官舎1500戸開発(23年7月9日)
大手財閥シナールマス傘下の不動産開発会社、グランドシティー・バリクパパンは、東カリマンタン州で開発が進められている新首都ヌサンタラで、幹部公務員向けの住宅1500戸を受注する見通しを明らかにした。25万平方メートルの敷地を利用する。ジャカルタグローブが6日付で伝えた。1戸当たりの延床面積は88平方メートル、117平方メートル、172平方メートルの3タイプで、敷地面積は105〜200平方メートル。最低価格は16億ルピア(約1500万円)に設定する。
首都移転計画はジョコ大統領が19年8月に打ち出したもので、首都ジャカルタがあるジャワ島が過密状態にあり、地震などの災害も多いことが理由。国会が昨年1月に関連法案を可決した。2561平方キロメートルを開発する計画で、320億米ドルの開発費を見込む。来年までに移転作業を開始して徐々に機能を移し中央省庁の公務員を年2万5500人ずつ移動させる。
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