四国電力、再エネ発電業者に25%出資(24年12月23日)
四国電力は、再生可能エネルギー発電のヒーローグローバルインベストメントに出資すると発表した。ヒーローは来月にインドネシア証券取引所(IDX)への上場を予定しており、四国電力は株式25%を取得する。日本や海外の再エネ発電事業で培った技術・ノウハウを活用し、ヒーローの事業運営を支援すると共に、今回の出資を足掛かりとして東南アジアで再エネ事業の拡大を図る。四国電力による海外の再エネ発電事業者への出資は初めてとなる。傘下企業を通じて先月に株式売買契約を交わした。ヒーローの払込済み資本金は1625億ルピア(約15億6000万円)。上場後の出資比率は四国電力が25%、設立に携わった個人3人が計55%、一般株主が20%となる。
ヒーローは2010年設立。現在はスマトラ島で水力発電所2件とバイオガス発電所1件を運営し、持ち分出力は19メガワット(MW)に上る。国営電力PLNとの長期売電契約に基づいて電力を供給している。他に水力や太陽光などの新規案件開発も進めており、30年には計100MWを目指す。
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