経済特区の投資認可額、上半期は48%増(25年9月14日)

SEZの投資認可額は25年6月末時点で累計294兆4000億ルピアとなり、全て実行された場合の雇用数は18万7376人。1年前からそれぞれ43.5%増、41.7%増と大きく伸びた。
投資は製造業や加工産業が中心で、特に南東スラウェシ州ケンダリ、東ジャワ州グレシク、中部ジャワ州バタンのSEZが主要な受け皿となり、多くの雇用を生み出している。全国には現在25カ所のSEZがあり、ジャワ島に7カ所、その他地域に18カ所が分布する。
ただ他国と比べるとSEZの規模は限定的で、総面積は240平方キロメートル未満にとどまる。マレーシア(2万1400平方キロメートル)やベトナム(1万6200平方キロメートル)、タイ(6220平方キロメートル)よりも大幅に小さく、既存の土地もまだ十分に活用されていない状況となっているという。
こうした中でも政府は製造業以外の新分野への展開も進めている。バリ島のサヌールSEZには国際的な医療機関が進出しつつあり、東ジャワ州マランのシンガサリSEZは教育拠点として開発が進んでいる。
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