携帯のアシアタとスマートフレン、合併に向け協議(21年10月11日)
携帯電話サービス3位のマレーシア系XLアシアタと、大手財閥シナールマス・グループ傘下の同業スマートフレン・テレコムが、合併に向けて協議していることが分かった。ブルームバーグが関係者の話として報じた。国内では先月に同業2位と4位の合併が決まっており、業界再編が加速する可能性がある。スマートフレンの幹部はブルームバーグに対し、運営効率化のため他社との統合や提携について様々な可能性を検討すると説明。XLアシアタの幹部も同様に、合併の可能性は常に開かれていると話している。XLアシアタは2019年、業界4位の香港系ハチソン3インドネシアから合併の提案を受けていたが、合意に至らなかった。
国内では先月、ハチソン3と業界2位のカタール系インドサット・オーレドゥが合併を決定。合併後は市場シェアが約30%となり、XLアシアタの約16%を引き離すことになる。スマートフレンの加入数はXLアシアタの半分程度で、シェアは1桁台とみられる。
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